ロシア革命の真相----①

1776年の米国の独立宣言以来、英国の米国に対する政策は、米国を金融の力で英国の支配下に置き、実質的に植民地にすることであった。ロンドンの金融資本家たちに抵抗する米国の愛国者たちの攻防の歴史を経て、英国による米国の金融支配が確立したのが、1913年のドル紙幣の発券権を握るFRB(アメリ連邦準備制度)の設立である。

FRBの設立計画は、ジョージア州のジキル島における銀行家たちの秘密会合で決められた。クーン・ロープ商会共同経営者のポール・ウォーバーグ(ドイツ系ユダヤ人)を通じてロスチャイルド家(ユダヤ金融資本)が影響力を行使して、JPモルガンやロックフェラーの米国二大財閥と共に密議を凝らし株主になった。

彼等国際金融財閥は、一般の会社に融資して金利を稼ぐのではなく、米国財務省がドルを必要とする時、国債を発行してFRBに買って貰う。FRBは印刷したドルでこの国債を買う形となる。つまり自国の通貨を印刷するたびに、米国政府はFRBの株主に借金をし利子を払うという、おかしな仕組みになった。

米国政府の負債がマネーを生む。負債を増やすには自前の大統領を送りこんで戦争させることに他ならない。FRBを組織した国際金融財閥の狙いは、第一次世界大戦を起こし、ロシア革命(1917年)を支援する。仕組まれた世界大恐慌による第二次世界大戦ヒトラーと日本を叩き、東欧と中国をソ連の勢力圏に組み込んで、東西冷戦構造をつくり出し軍備拡張を競わせる。そういう大目標をもって、世界を戦争へ戦争へと誘導したのである。

ユダヤ人の歴史家ポール・ジョンソンは「ユダヤ人社会でロマノフ王朝は、歴史上最もユダヤ人を虐待した」と評価し「ユダヤ人がロシア革命を起こす当然の理由があった」と示唆している。マルクストロッキーユダヤ人であり、レーニンも母方の祖母がユダヤ人である。彼等をロンドンとパリのロスチャイルド家が巨額資金・金塊を援助し、ロックフェラーはスターリンを援助した。

革命後にロマノフ王朝の財産だった宝物が次々に消えて、それがロンドンやパリのオークションに出品された。これで革命政権とヨーロッパの富裕層の両者が通じていたことを、ご理解戴けるだろう。

しかし、ドイツ人やソ連人によるユダヤ人虐待・迫害は続いた。1938年3月ナチスの迫害を逃れてシベリア鉄道経由で満州国境まで来た20,000人のユダヤ難民は、ソ連が入国を認めないので、零下数十度の中、ソ満国境のオトポール駅で野宿生活を余儀なくされた。当時の関東軍参謀長・東条英機の許可で満州国通過ビザを発給し、ハルピンや上海へ移動する特別救援列車を、満鉄総裁・松岡洋右が手配して辛くも生き延びることができたのである。

三国同盟を結んでいたドイツは日本政府に抗議してきたが、板垣征四郎陸相は「我国は八紘一宇の精神だから、特定の民族を差別することはできない」と満州や上海、敦賀湾に逃げ込んだユダヤ人を助けたのである。1948年12月東条・板垣は東京裁判で絞首刑。


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