2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

21ヵ条要求の顛末----③

1914年に世界大戦が勃発すると米国の工業は軍需景気に沸いた。莫大な物資の輸出によって、19世紀末の鉄道ブーム時代から累積した対外債務を一掃し世界最大の債権国となった。大戦終結後、帰還兵による住宅ブームや大量消費、特に自動車やラジオ等の新技術…

21ヵ条要求の顛末----②

世界大戦中の1917年11月7日 FRBを設立して米国を支配したロスチャイルド等金融資本家によるロシア革命が成った。これで米ソ蜜月がスタートした。しかしそれを隠蔽するために彼等は米ソ冷戦構造を構築して世界を欺いた。戦争ビジネスと世界人口削減のため…

21ヵ条要求の顛末----①

ドイツ陸軍がベルギーに侵攻したことを確認した英国は、1914年8月4日ドイツに宣戦布告した。 (第一次世界大戦) 8月7日英国は膠州湾を拠点とするドイツ艦隊を撃破して欲しいと日本に要請。ところが米国が反対したためこの要請は取消された。その後日英の…

戦争に勝利したら四面楚歌

日露戦争(1904年〜1905年)後、日本と列強との関係に大きな変化が生じた。その第一は講和条約締結の斡旋の労をとった見返りとして米国は鉄道王ハリマンを派遣して、南満州鉄道の共同経営を提案させた。桂・ハリマン覚書が取交されたがポーツマスから帰った小…