2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

中国漁船衝突事件----②

10年9月24日那覇地方検察庁の次席検事・鈴木亨は「日本国民への影響や今後の日中関係を考慮すると、これ以上の身柄拘束を続けるのは相当ではない」という理由で中国漁船の船長を処分保留のまま釈放した。菅首相と前原外相が国連総会出席のため不在中に、地…

中国漁船衝突事件----①

10年9月7日沖縄県・尖閣諸島沖で海上保安庁第11管区海上保安本部の巡視船「みずき」が領海内で操業していた中国籍の漁船に退去命令を出したところ、漁船は命令を無視、追跡中だった「よなくに」と「みずき」に体当たりするという事件が発生した。巡視船…

菅―小沢・鳩山対立

菅内閣の支持率は10年7月11日の参院選後も低下した。読売新聞が7月12・13日に行った調査では、内閣支持率は38%まで落ち不支持が52%と初めて過半数を上回った。小沢一郎は菅への反発を表面化させた。7月29日に行われた民主党の両院議員総会で、参院…

参院選大敗

10年6月2日鳩山首相は「国民は聞く耳をもたなくなった」と言って辞任の意向を明らかにした。理由には普天間基地の移設問題で社民党の連立離脱を招いたこと、政治とカネの問題で迷惑をかけたこと、小沢一郎に幹事長辞任を促して了解を得たことを明らかにし…

検察の鳩山基準

10年1月15日民主党幹事長・小沢一郎の元秘書石川知裕衆院議員、後任秘書大久保隆規、池田光智の3人が逮捕された。小沢の政治資金管理団体「陸山会」を舞台にした世田谷区深沢の土地取引事件にからみ、政治資金報告書に史上最高額となる、総額約21億7千…

最低でも県外----③

66年に外務省に入省後、国際情報局長、イラン大使を経て09年まで防衛大学教授を歴任した孫崎享の冷静な視点に注目したい。有事駐留という言葉がある。現在の米軍が駐留する常時駐留ではなく、有事の際だけ日本に駐留するという考え方である。鳩山首相の「最…

最低でも県外----②

10年が明けて辺野古移設案以外の選択肢について、沖縄県内のキャンプ・シュワブ陸上案、ホワイトビーチ案、嘉手納統合案、県外への暫定移設案、グアム・サイパン・テニアン案など様々な代替案が報道された。乱立した代替案は96年の橋本・クリントン首脳会談…

最低でも県外----①

市街地の中心にある普天間基地は、小泉政権下の06年5月日米間で名護市辺野古地区にV字型滑走路を建設し、そこに移設することで合意していた。沖縄県は政府の建設予定地より、さらに沖合への移設を求めて対立していたが、名護市長は移設自体については容認…

マネーロンダリング

10年11月末に公開された09年分の政治資金収支報告書によると、民主党幹事長小沢一郎の資金管理団体「陸山会」は政権交代を遂げた衆院解散前日の09年7月20日小沢本人から3億7千万円を借り入れた。陸山会は翌21日小沢グループのメンバーら88人に一人当…

傲岸不遜

09年9月16日衆参両院で鳩山由紀夫民主党代表は、首班指名を受け首相に就任した。菅直人を副総理・国家戦略担当相に指名し、総選挙で民主党を大勝利に導き、得意の絶頂にあった小沢一郎を幹事長とした。鳩山政権は脱官僚、政治主導をスローガンに官僚主導の…

政権交代

発足当初の麻生内閣の支持率は50%で、支持率を上げてから解散総選挙を行いたいと考えていた麻生は、景気浮揚をはかり支持率を上げようと試みる。そのため財務相と金融担当相を信頼する中川昭一に兼務させた。だが、その後の支持率は増々下降する。麻生本…

同じ穴の貉

訪韓した民主党代表・小沢一郎は08年2月21日次期大統領・李明博と会談した。席上李は在日韓国人への地方参政権付与の実現を要請した。小沢は「実現に向けて努力したい」と応じた。会談後、記者団に小沢は「両国の信頼関係構築にはまず、日本側が事実として…

懲りないバラ撒き政策

麻生首相は経済の現状について「百年に一度の金融災害とでも言うべき米国発の暴風雨」という認識を就任直後の記者会見で示した。証券化商品を含む金融派生商品の総額、そのうちどれだけ毒を含んでいて、どの程度の損失を生み出すのか、作った金融資本家はも…